繰り返される日常、終わりの見えない仕事……。特に冬は、寒さや免疫力の低下とともに、疲れやストレスが溜まりに溜まってしまう季節でもあります。一晩しっかり眠ったつもりでも、疲れが取れない「慢性疲労」に悩まされているという人は多いのではないでしょうか。
著者も11年前にイギリスに移住した頃は、新しい環境や言語に順応することに焦りを感じたり、食事の変化などの影響もあったせいか、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいったことを覚えています。その当時は、解決策を見出せないまま、結果的に仕事や家事の能率が極端に下がり、自己嫌悪に陥るという負の連鎖に悩まされることもありました。
このような状況からいち早く抜け出すためには、まずは心と体の健康を維持することが不可欠です。もし、「バランスの良い生活が送れていない」と感じているなら、海外で今注目を集めている「セルフケア」について、もう一度考えみる必要があるかもしれません。
そうは言っても、「忙しくて、そんな時間がない!」とお嘆きのみなさん。今回は、どんなに忙しいときにでも簡単にできる「セルフケア」のアイデアBEST3をご紹介します。
01.1日に一度はオフィスの周りを歩いてみる
仕事に「追われる」ほど忙しいという人は特に、デスクから一歩も動かない1日を送ることも多いはずです。なかには、昼食を摂らなかったり、デスクで仕事をしながら軽食で済ますという人も少なくないのでは?
でも、このようなお仕事スタイルでは集中力が低下してしまい、能率は下がってしまうばかり。まずは、「心の休息」を取ることを心がけてみませんか?
1日に一度はオフィスを出て外の空気を吸ってみたり、会社の周りのワンブロックを一周してみるだけでも、心がリセットされる効果がありますよ。
02.1日に一回の小さな「楽しみ」をつくってみる
「心の休息」をとるためには、他にも1日1回(または、数回)の小さな「楽しみ」をつくるだけでも効果はあります。例えば、「オフィスに入ったらコーヒーを飲む」という小さなご褒美を作ってみてはいかがでしょうか。
朝からコーヒーを我慢して、オフィスに入ってからの「楽しみ」にとっておくことで、1日のスタートが見違えるように前向きに感じられるようになるはずです。ほかにも、仕事を少し中断して、家族や友達にメッセージを送ってみるのも心地好い気分転換になります。
03.お気に入りのプレイリストをつくっておく
「音楽」は気分を変えてくれる素晴らしい武器です。著者も掃除機やアイロンがけなど、家事のなかでも苦手なタスクを行うときに、好きな音楽をかけて、気分を盛り上げるようにしています(笑)。
もちろん、お仕事でも、音楽は絶大なる効果を発揮してくれます。受信箱に大量に溜まったメールに返信しなければならない時や、ストレスを感じるほどの締め切りに追われたときなど、アップビートな音楽を聴くだけでもストレスが軽減されていくはずです。Spotifyなどでお気に入りの音楽のプレイリストをつくっておき、お仕事中にイヤーポッズ(イヤフォン)で聴くようにすると、気分がぐっと軽くなるでしょう。