大きなスーツケースを持って旅をするのは、移動に困難が生じることもありますし、何より預けている荷物が出てくるのを空港で待つのに時間がかかります。飛行機が着陸してから空港を出るまで何時間もかかってしまうことがあるのは、入国審査だけでなく、荷物の受け取りの待ち時間が原因の一つになっていることも。
そんななか、機内持ち込み用バッグだけで旅をすることで、ロストバゲッジの心配もなく、身軽で効率よく移動できるようになるんです。また、2週間以内の旅行なら、機内持ち込み用バッグだけでも十分と言えるでしょう。
そうはいっても、機内持ち込み用バッグを選ぶ時にはいくつかの注意点があります。各航空会社は、機内持ち込み用バッグのサイズや重量などを制限するルールがあり、また座席上の棚に収まる大きさでなければいけません。規定外の荷物を機内に持ち込もうとすると、超過料金を請求されたり、荷物の預け入れを要求されることもあります。まずは、各航空会社のルールに従ったうえで、自分に合ったバッグをチョイスしてみましょう。
今回は、そんな機内持ち込み用バッグの賢い選び方をご紹介します。
機内持ち込み用バッグには、どんな種類のものがある?
多くの旅行者が機内持ち込み用に使用しているバッグは、主にリュックサックやキャスター付きの小型スーツケース、ボストンバッグ、トートバッグなどです。
・キャスター付きの小型スーツケース
方向転換が容易な動きやすいタイプのものが必須。360度の回転が可能なキャスター付きのものをチョイスすることが移動の負担を防ぐポイントになります。
・リュックサック
小型のものから大きめのものまでセレクションは豊富です。キャンプやハイキングなどアウトドアの活動を予定している場合はリュックサックが役に立ちます。大きめのものを購入する際は、肩への負担を減らすため、パッドが付いたショルダーストラップのものを選ぶといいかもしれません。
・スポーツタイプのダッフルバッグ
軽量で素材も頑丈なうえ、座席上の棚にもフィットしやすいのが利点です。ただ、長い時間持ち運ぶ場合は肩を痛める可能性もあるため、キャスター付きのものかリュックタイプのストラップが付いたものチョイスすると良いでしょう。
バッグの素材は固い派vs柔らかい派?
旅行者の多くは、固い素材のバッグよりも柔らかい素材のものを選ぶ傾向にあるようです。柔らかい素材のバッグの方が、軽量かつ座席上の棚に収納しやすいという理由があるからでしょう。
一方で、中に壊れ物が入っている時などは、固い素材のバッグの方が安心です。また、柔らかい素材のものよりも、側面が拭きやすくキレイにしやすいのもポイント。最近では、超軽量の小型スーツケースもありますので、カメラやパソコンなどを持ち歩くという人は、固い素材のものをチョイスした方がいいかもしれません。
機内持ち込み用バッグを選ぶ時のキメ手は?
バッグを選ぶ際には、自分のライフスタイル(旅スタイル)に合っているかどうかをしっかりと見極めることがカギになります。
バッグの中が見やすく、また整理しやすいようにコンパートメントがいつくかに分かれているかも確認しておきましょう。ノートパソコンを持ち運ぶという人は、ノートパソコン用のコンパートメントがあるアイテムを選びます。また、洗濯物や水着などを収納できるビニールやナイロン素材のポーチがついているものがあると便利です。
購入する前には、必ず実際に持ち運んでみて、居心地の悪いところがないか確かめておくことがポイントです。ストラップは痛くないか、スーツケースなら転がしやすく壊れにくそうかなどを確認しましょう。オンラインで注文する場合は、少なくとも旅行の1ヶ月前にオーダーし、返却できるかどうかも確認しておくことが大切です。