イギリスのお酒と言えば、「ウイスキー」「ビール」が挙げられますが、今イギリス中を虜にしているのは「ジン」なんです。日本でジンと言えば「ビーフィータ」「ボンベイ・サファイア」「ゴードンズ」が有名ドコロですね。数年前から日本でも「クラフトビール」が流行っていますが、イギリスではクラフトジンが流行の最先端となっています。

定番のビーフィーター・ジン( TY Lim / Shutterstock.com)
クラフトジンとは?

ジンづくりには欠かせないジュニパーベリー
そもそもジンはベーススピリットにジュニパーベルをはじめとしたハーブやスパイスなどのボタニカルを入れて蒸留させて作る蒸留酒のこと。クラフトジンは大量生産されているジンよりも、違う種類のボタニカルブレンドに挑戦したり、産地にこだわったり、少量生産されたり、「職人がこだわりを持って作ったオリジナリティに富んだジン」のことを指します。ジンの定義はざっくり「ジュニパーベリーが入っているスピリット」なので、そのルールさえ守れば冒険しやすいことが特徴です。それに、年々も待って作り上げるウイスキーとは違い、ジンは熟成の必要がないのでジン業界への入りやすさ、ということもブームの追い風になっています。
市、国を挙げて盛り上がるジン業界

ジン専門のバーができるほどの人気ぶり!
もともと定番のお酒として楽しまれてきたジンですが、ここ数年でとてつもない人気アップを見せています。クラフトジンが次々と発表されたり、街にはジン専門のバーができたり、毎月いろいろな種類のクラフトジンが届くデリバリーサービスなどもあります。なかでもジンで町おこしを図ろうとする都市がたくさんあり、「うちの街の推しジンはこれ!」という売り文句を掲げているお店もたくさんあります。それに加え、クラフトジンのボトルはオシャレでユニークなデザインのものが多く、はじめはパケ買い、そしてジンの魅力にハマっていく、というケースも多いんだとか。
↑さまざまなクラフトジンをこぞって楽しむ様子がSNSでも多数見られます!
↑手前は女性に人気のサイレントプール・ジン。お揃いのグラスも素敵。
↑飲み終わっても飾りたいほど美しいボトル!!
↑クラフトジンをつかったチャイ風味のカクテルまで!各メーカーサイトは凝ったレシピも掲載。
日本にもクラフトジンの波が!
2016年に日本初のジン特化型蒸溜所「京都蒸溜所」で作られているクラフトジンがあります。
「季の美」と名付けられたこのクラフトジンは、お米からできたベースのスピリットにジュニパーベリーはもちろんのこと、玉露、ゆず、檜、山椒、赤紫蘇など日本ならではの素材をボタニカルに使用したまさに「和」のクラフトジンに仕上がっています。
高級感あふれる「和」のクラフトジン、気になりますね!
イギリスで大盛り上がりのクラフトジン、日本にもその波が今すぐやってくるのではないかと予想しています◎
ぜひ、みなさんもクラフトジンを試してみてくださいね!

世界のクラフトジン4種セット 季の美 ネイビーストレングス ボタニスト フリードリヒ ノルデス
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