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【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第5回】「イースター」

私たち日本人の生活の一部となっている、“お祭り”。

日本古来のものもあれば、海外から輸入されたもの、新しく発生したもの、などなど、今ではさまざまなお祭りがありますが、あまりにもメジャーすぎて、“そもそも何のお祭りなの?” なモノも多くなっております。

このシリーズでは、そんな「おなじみなお祭り」を改めてひも解き、コアに派手に楽しむイロイロをご紹介!

今回は「イースター」。最近、日本でも流行の兆しのあるお祭りです。しかし、なじみが無さすぎる……イースターについて解説します!

まずはスーパーでイースターを感じよう!

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Zety Akhzar / Shutterstock.com

日本でイースターを一番身近に感じることができるのは、スーパーのお菓子売り場ではないでしょうか? 雛祭りが終わった頃から、普段食べ慣れているお菓子の袋にウサギのイラストが描かれたりして、春色のイースター仕様に早変わり。卵型のチョコレート菓子もゾクゾクお目見えします。

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USJイースターイベントの飾り。(walterericsy / Shutterstock.com)

また、ディズニーランドやUSJをはじめとするテーマパークでも、春はイースターイベントが目白押しに。イースターが何なのかはまだまだ浸透していないけれども、季節のお祭りとして日本の生活に溶け込みつつあるのです。

2019年のイースターは4月21日!

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チェコ共和国のイースターイベントでは女子校生と男の子と伝統的な衣装で民族舞踊を踊る(Papuchalka – kaelaimages / Shutterstock.com)

イースターとは「復活祭」のこと。キリストが磔刑の3日後に、予言通り蘇ったことを祝うお祭りです。キリスト教では、クリスマスよりも盛り上がる大切なお祭りなのです。 イースターは、325年に開かれたキリスト教公会議にて「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められました。

キリスト教の宗派によって元の暦が変わるため、イースターの日も変わります。カトリックやプロテスタントでは、2019年のイースターは4月21日、2020年は4月12日。年によってけっこうズレちゃいますが、寒さが緩む頃であることに変わりはありません。

イースターの語源は、ドイツの女神でウサギがシンボルであるエオストラ。女神を春分の日に祀る行事と、復活祭が合わさり、イースターは盛大なお祭りに発展しました。 ちなみに、春の暖かさは太陽のおかげ。そこで、太陽が昇る東を「East」(イースト)と呼ぶようになったのだそうです。

イースターのシンボル「卵」と「ウサギ」

命のシンボル:イースターエッグ

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イースターの伝統的な甘いパンと赤い卵。

殻を割って新しい命が出てくる卵は、生命の象徴。その殻はキリストのお墓を意味します。墓(殻)を破り、キリストは復活。卵はキリストの復活を表しているのです。その流れで、イースターには卵料理を食べ、卵の殻にキリストの血の色である赤いペイントをして救世を祈ったと言われています。

多産のシンボル:イースターバニー

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卵が生命の象徴なら、ウサギは多産の象徴。生命がいっぱい! の明るく微笑ましいラッキーアニマルです。前述したウサギがシンボルの女神エオストラの影響もあり、幸せのイースターエッグを運ぶ役割を仰せつかったのです。 イースターバニーは、イースターエッグを家の庭に隠して回るといいます。卵を探すエッグハントは、子どもたちが楽しみにしている行事となっています。

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