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【世界のラッキーチャーム・プラント ♯9】ムギ(麦)

世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。特に、生活に密着している野菜や果物、お花などの植物には、幸運を意味する伝説や歴史・風習を持つラッキーチャームが多く見られます。

そんなラッキープラントのなかから、今回は“ムギ(麦)”をご紹介します。

麦のおはなし

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麦、と言われるとピンとこないかもしれませんが、小麦粉の元だと言われればグッと身近に感じられるのではないでしょうか? 日本では麦とひとくくりにされがちですが、大麦、小麦、ライ麦と多品種にわたります。
エジプト・メソポタミア文明の昔から、麦はパンに加工され、人間の生きる源となってきました。麦は生命そのものであり、たわわな麦の穂は豊かさと幸運の象徴とされているのです。

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手に稲穂を持つ、麦の女神デメテル像

それは、ヨーロッパを中心に、神話や有名な逸話にも見ることができます。ギリシャ神話の大地の女神デメテルはズバリ麦の女神。古代ギリシャの歴史家ヘロドトスはエジプト人を「パン食い人」と呼びました。紀元前バビロニアの女神イシュタルが麦の穂を持っている像もありますし、聖書の中で食べ物といえばパンです。
麦=パンの重要性はそのまま現在に受け継がれ、クリスマスなど縁起のいいタイミングでは、特別なパンを食べる習慣があります。

麦のラッキー その1 「乙女座の一等星スピカ」

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12星座の秋の星座である乙女座のモデルは、大地の女神・デメテルとも、その娘である冥王ハデスの妻ペルセフォネとも言われています。
乙女座でひときわ輝きを放つ一等星・スピカは、ラテン語で「麦の穂」という意味です。
麦が実る秋に天上に現れる乙女座に、今も昔も豊作を祈っていたのでしょう。

麦のラッキーその2 「シャネル一家のラッキーモチーフ」

豊かさと幸運の象徴である麦は、ジュエリーの世界にも!
シャネルのハイジュエリーに、麦の穂モチーフがあります。麦の穂は、ココ・シャネルのお守りモチーフで、パリのシャネルの家には、麦モチーフがたくさん見られます。ダリがシャネルに麦の穂の絵を贈ったという話も有名!
ナポレオン1世の妻ジョゼフィーヌが愛したブランド・ショーメも、ブランド初期から麦モチーフのジュエリーを多く発表しています。

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麦のラッキーその3 「日本のうど『ん』」

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このように、ヨーロッパでは麦は挽かれて粉になり、パンなどに加工されて食生活に欠かせない食材となりました。しかし、高温多湿の日本は、小麦粉の保管に向いていませんでした。そこで登場したのが、小麦を挽いてすぐに水を加えてこねまくって作る、うどんです。うどんは、特別な時にだけ食され、のど越しの良さや食感の良さからごちそうとされてきました。また、「ん」が付く食べ物は運が付くということで、縁起も良し。今は、日本全国で美味しいご当地うどんを楽しむことができます。

麦のパワーをもらいに行こう!

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(neftali / Shutterstock.com)ゴッホが描いた『カラスのいる麦畑』をモチーフにした切手

パリの北30kmにあるオーヴェール・シュール・オワーズは、著名な画家たちがアトリエを構える村です。特に、フィンセント・ファン・ゴッホが最期までの70日間を過ごしたとして有名。この短期間に約80点の作品を描いたのですが、その中で最も有名な一枚である『カラスのいる麦畑』を見ることができます。また、墓地近くには、モデルとなった麦畑が広がっているとのことです。
ゴッホが最後に見た景色、一度は見に訪れてみたいですね。

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