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【世界のラッキーチャーム・アニマル ♯11】カタツムリ

世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。縁起が良かったり、ご利益があったり、魔よけになったり、その効用はさまざまです。

そんな数あるラッキーチャームのなかから、このシリーズではアニマルをピックアップ! 今回は、“カタツムリ”をご紹介します◎

幸運と健康長寿のカタツムリ

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本格的な夏が始まる前のひと時、アジサイと一緒にいるカタツムリを見ると梅雨だなあとしみじみ。日本ならではの風情です。 日本の生活の風景にとけこんでいるカタツムリですが、世界でもそのコロンとしたフォルムと神秘的な螺旋模様、高い栄養価に注目されてきました。 ゆっくりとした動きはちょっとナマケモノな感じがありますがマイペースに幸運をつかむ強さに通じますし、春になって閉じた殻から頭を出す様子から復活のシンボルにもされました。 冬が厳しいヨーロッパでは、貴重なタンパク源。カタツムリを食べると健康になるということで、長寿の象徴にもなりました。

カタツムリのチャーム【カタツムリの殻】

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ドイツには、カタツムリの殻を好きな男性に渡すと恋が叶う、というおまじないがあります。 殻は大事に取っておいて、今!と言う時に渡すのがいいそうです。 ドイツ語では女性の恋人や女の子などに呼びかける「カワイイ人」の意味で「カタツムリ(Schnicke)」が使われます。 なぜカタツムリなのか、諸説こもごも。

つまるところドイツ人はカタツムリが好きらしく「シュネッケン(SCHNECKEN)」というぐるぐる巻きの菓子パンやグミが一般的に売っています。

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カタツムリのチャーム【キセルガイ

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カタツムリと言っても、丸くてコロンとした殻を持つ種類だけではありません。日本では、西南日本に生息する「キセルガイ」と呼ばれる、長細い殻を持つカタツムリがいます。 殻の形が、タバコを吸う時に使ったキセル(煙管)に似ているため、この名前が付きました。 キセルガイは大きな木の皮のすき間で暮らし、大変生命力が強くて、ちょっとやそっとのことでは死にません。 その特徴から、健康長寿の縁起があるとされたのです。神社の御神木にいるキセルガイを戦争時に身を護るお守りとして身につけ、無事に帰って来たら放したという風習もあったとか。

カタツムリのチャーム【カタツムリパック

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日本でも大人気の韓国コスメ。中でも美容成分がたっぷりしみ込まれたパックシートは、すっかり日常美容用品として浸透しました。 その美容成分はなかなか個性的で、ちょっと前に流行ったのが「蜂毒」「蛇毒」「カタツムリ」。 カタツムリのネバネバ成分を抽出液は入ったフェイスパックシートは、大流行!カタツムリは美しさまでもサポートするのです。

カタツムリに会いに行こう【ヴァチカン美術館の螺旋階段】

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Javen / Shutterstock.com

ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジョ、シャガール、ダリ、キリコ……有名過ぎる美術家たちの作品が納められたヴァチカン市国にある、ヴァチカン美術館。 ここにある二重螺旋階段は、世界でも指折りのシックで美しいカタツムリと言えます。

毎日雨で憂鬱な梅雨も、カタツムリからパワーをもらって元気に過ごせたら良いですね。

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