遂に日本でもベールを脱ぐ！セレブに愛されるニューヨークの伝説のホテル「ザ・カーライル」の魅力とは？

ジョン・F・ケネディやマリリン・モンロー、ダイアナ妃など歴代のアメリカ大統領から英国王室、ハリウッドの大物俳優など、名だたるセレブたちが常連客として名を連ねるクラシックホテル「ザ・カーライル ローズウッド・ホテル」。

ニューヨークを象徴するアイコンとしても愛される伝説のホテルを舞台にしたドキュメンタリー映画『カーライル　ニューヨークが恋したホテル』が8月9日（金）よりBunkamuraル・シネマ他全国順次公開することになり、いよいよ日本でもそのベールが剥がされることになりました！

映画では、常連客として知られるジョージ・クルーニーやソフィア・コッポラ、ナオミ・キャンベルといった著名人たちがインタビューに答え、カーライルで繰り広げられる秘話を明かし、歴史とエレガンス、スキャンダルに彩られたホテルの全貌が明らかになっていきます。

今回は、ニューヨークを訪れたら一度は泊まってみたいそんな極上のホテル「ザ・カーライル」の魅力の秘密に迫ります。

■ ザ・カーライル ローズウッド・ホテル

公式サイト：https://www.rosewoodhotels.com/en/the-carlyle-new-york/location
地区：マンハッタン – アッパーイーストサイド
所在地 ：35 East 76th Street, New York, New York 10021, UNITED STATES

ニューヨークの歴史を彩ってきたクラシックホテル

（Photo courtesy of The Carlyle, A Rosewood Hotel ）

イギリスの思想家トーマス・カーライルの名にちなみ、1930年にニューヨークで開業した「ザ・カーライル」。以来、ハリー・トルーマンやジョン・F・ケネディなど米大統領にも利用され、ケネディの時代には「ニューヨークのホワイトハウス」と呼ばれていたこともあるそう。毎年５月に開催されるメットガラに招かれるゲスト達の宿泊ホテルとしても有名で、ガラ当日は人気セレブが大集結し、ひときわ華やかな賑わいを見せます。

ルドヴィグ・べメルマンの描いた壁画が名物のべメルマンズ・バー（Photo courtesy of The Carlyle, A Rosewood Hotel ）

またホテルの一階には、絵本「げんきなマドレーヌ」などで知られる絵本作家ルドヴィグ・べメルマンの描き下ろしによる美しい壁画が名物の「べメルマンズ・バー」や、映画監督ウディ・アレンが現在でも毎週バンドと共にクラリネットの演奏を行う「カフェ・カーライル」なども併設。地元ニューヨーカーたちからも親しまれるアイコニックな社交場としての役割も果たしています。

一度泊まったら誰もが必ず戻ってくると言う、その不思議な魅力とは？

数々のセレブたちが通り抜けたエントランス（（Photo courtesy of The Carlyle, A Rosewood Hotel ）

「ザ・カーライル」の回転ドアを通り抜けると、そこは古き良きアメリカの面影が色濃く残り、ゆったりとした時間が流れるエレガントな別世界がゲストたちを迎えてくれます。「一度でもこのホテルに泊まったら、誰もが必ず戻ってくる」と言われほど、その魔力的な魅力で多くの人を虜にしてしまうのです。

（Photo courtesy of The Carlyle, A Rosewood Hotel）

（Photo courtesy of The Carlyle, A Rosewood Hotel）

なぜ「ザ・カーライル」は、世界の人々から愛されるホテルになったのでしょうか。その秘密を知る同ホテルの広報ディレクター、ジェニファー・クックさんにお話を伺いました。

ジェニファーさんは、このホテルがニューヨークにとって「長い間変わらない存在」であることが大きな特徴だと話します。多くのスタッフたちはもう何十年もこのホテルで働いており、なかには勤続45年の名物スタッフもいるとか。彼らは一度泊まったゲストたちの好みも覚えているので、ゲスト一人一人に合わせたテイラーメイドのサービスができることも強みになっていると言います。また、スタッフたちにとっても、このホテルで働くことは大きな「誇り」になっているので、特別な絆や連帯感が築かれているのだそう。そんな、まるで一つの大きな家族のような雰囲気が、ゲストたちにも居心地の良さを感じてもらえていると実感していると語っていました。なぜ「ザ・カーライル」は、世界の人々から愛されるホテルになったのでしょうか。その秘密を知る同ホテルの広報ディレクター、ジェニファー・クックさんにお話を伺いました。

新しい時代を迎えるカーライルにも期待感が高まる

現在、カーライルは営業を続けながら一部改装工事も行っており、伝統的なクラシックホテルに新しい風を吹き込もうとしています。新しくレノベーションされる客室は、香港のローズウッド・ホテルやアンダーズ東京などを手がけるトニー・チーのデザイン。カーライルのシグネチャーでもある「ニューヨークのアパートメントに暮らすように泊まる」と言うコンセプトはそのままに、新しい時代に向けた革新的な挑戦にも挑んでいます。著者も新しいお部屋に宿泊してみましたが、都会的なインテリアに囲まれ洗練された空間でありながらも、「わが家」に帰るような居心地の良さを感じさせてくれる暖かみもあり、伝説とともに新たな歴史の１ページを開くカーライルにも期待感が高まります。

８月に公開される映画『カーライル　ニューヨークが恋したホテル』をきっかけに、日本からもこのホテルの虜になる人が続出することは間違いなさそう。

映画情報

『カーライル　ニューヨークが恋したホテル』
■8/9（金）Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開！
■監督：マシュー・ミーレー
■出演：ジョージ・クルーニー／ソフィア・コッポラ／トミー・リー・ジョーンズ
アンジェリカ・ヒューストン／ウェス・アンダーソン／ジョン・ハム／レニー・クラヴィッツ
ジェフ・ゴールドブラム／ナオミ・キャンベル／アンソニー・ボーデイン他
■公式サイト： thecarlyle-movie.com