日本の朝食と言えば、焼き魚にお味噌汁、お漬物に白ご飯などが昔ながらの一般的なメニューでしょうか?パンに目玉焼きやサラダといった洋食が好きな方も多いのではと思います。
では、タイで朝食と言えば何でしょう?今日は一般的なタイの朝食を紹介したいと思います。
お粥(ジョーク、カオトム)
タイで最も一般的な朝食がお粥です。タイには2種類のお粥があり、お米の形が分からないぐらいまで煮て、ドロッとしているお粥がジョーク、さらっとしていてスープも残っているお粥がカオトムと言います。

ジョーク。これで45バーツ(著者撮影)

ジョークの屋台(著者撮影)
朝ご飯によく食べられるのがジョークの方です。ドロドロになるまで煮たお粥に、豚肉の団子やレバー、生卵、生姜やパクチーを入れた物が一般的です。味も癖がなく食べやすいのでタイ料理初心者でも美味しく頂けると思います。これにタイ人は自分で、お酢やチリなどを混ぜて自分好みの味に仕上げます。私のタイ人の旦那はお持ち帰りで買ってきたお粥に、日本の麺つゆを掛けて食べています。
パトンコー(揚げパン)
次に紹介するのは私も大好きなパトンコー、日本で言う揚げパンです。外はカリッと、中はもちっとしていて、そのまま食べてもいいですし、それに一緒に売られている(お店によって無い事もありますが。)甘い練乳を付けて食べるのも間違いなく美味しいです!太るな〜と思いつつ、ついつい手が伸びてしまう美味しさです。タイ人はこれをコーヒーに浸して食べたり、さっき紹介したジョークにクルトンの様に入れて食べたりもします。

パトンコー作ってる様子(著者撮影)

こんな大きな鍋で揚げます(著者撮影)
パトンコーと一緒に売られているスラパオはパトンコーよりももっちりしていて、こちらもおススメです。生地自体も甘みがあるので、こちらは練乳は付けません。
また、豆乳も一緒に売られているので、この豆乳を飲みながらパトンコーを頂くのもおススメです。

左からパトンコー、スラパオ、パンダンリーフ(日本語ではタコノキと言うらしい)入りの豆乳(著者撮影)
ムービン(豚の串焼き)
そして、最後はムーピンです。ムーピンとは豚の串焼きなのですが、日本の焼き鳥のように甘いタレにつけて焼かれています。モクモクと煙を上げつつ、美味しそうな匂いが漂ってくるので食欲をそそられます。
ムーピンと一緒にカオニャオ(もち米)も売られていて、ますます食が進みます。ランチまでのエネルギー取得にはぴったりかもしれません。

ムーピンを焼いています。(著者撮影)

ムーピンはお持ち帰りのみ(著者撮影)
タイは外食文化ですので、このような朝食を通勤途中に屋台で食べたり、会社に持って行って食べたりもします。
タイ滞在中に、ホテルで朝食を取るのも楽しいですが、是非近くの屋台を覗いて、ジョーク、パトンコー、ムーピンがないか探してみてください!
(TOP画像:Ko Aun Lee / Shutterstock.com)